チャレンジ25キャンペーン
2009年9月、鳩山元総理がニューヨークの国連気候変動サミットで「日本の目標として、温室効果ガス排出量を2020年までに 1990年比で25%削減する」と表明しました。あまりに突然の発言だったため、産業界が大騒ぎになりましたね。みなさんもニュースでご覧になったと思います。
鳩山さんは辞任しましたが、もちろん発言は生きてます。しかし、いきなり25%削減できるはずもなく、企業だけでなく、国民ひとりひとりが一歩一歩地道な活動を進めていく必要があります。そこで、環境省は温暖化防止のための国民的運動を、「チャレンジ25キャンペーン」として2010年1月14日から展開しています。みなさん、ご存じでしたか? 残念ながら、あまり浸透していませんよね。それでも、いやいやそれだからこそ、子供たちのため、未来の地球環境のため、ちょっと気にしてみませんか。
「チャレンジ25キャンペーン」では、6つのチャレンジを推奨しています。すぐにでも取り組めるものもあれば、お金がかかり、すぐには取り組めないものもありますが、ボチボチと一歩ずつ前進していけば良いのだと思います。ひとりが一つしか取り組めなくても、国民全員が取り組めば、それは大きな力になりますよね。
Challenge1.エコな生活スタイルを選択しよう
夏はクールビズ、冬はウォームビズ。マイバッグやマイボトルを持ち歩く。
Challenge2.省エネ製品を選択しよう
電球をLEDに、家電をエコ家電に、車をエコカーに買い換える。
Challenge3.自然を利用したエネルギーを選択しよう
太陽光発電を導入したり、太陽熱温水器を設置する。
Challenge4.ビル・住宅のエコ化を選択しよう
家の外壁などを高断熱構造に、窓を複層ガラスにリフォームする。
Challenge5.CO2削減につながる取り組みを応援しよう
カーボン・オフセット*1商品や間伐材を使用した商品を選択したり、カーボン・フットプリント*2で
CO2排出量の少ない商品を選択する。また、地元食材を使って地産地消を心がける。
Challenge6.地域で取り組む温暖化防止活動に参加しよう
カーシェアリングやレンタサイクルを積極的に利用したり、パーク&ライドで公共交通機関を
積極的に利用する。また、地域の環境イベントに積極的に参加する。
*1:排出する温室効果ガスのうち、どうしても減らせない部分を、他の地域での実現された排出削減・
吸収量を購入して埋め合わせすること。
*2:製品(商品・サービス)がつくられてから、捨てられるまでのライフサイクル全体を通して排出された
温室効果ガス排出量を合算し、それをCO2排出量に換算して表示したもの
今、エコ家電のエコポイントに加え、住宅エコポイントも始まってますよね。今年は、ChallengeにはChanceの年です。みなさん、ぜひChallengeを!!
「チャレンジ25キャンペーン」
http://www.challenge25.go.jp/
家電エコポイント
http://eco-points.jp/
住宅エコポイント
http://jutaku.eco-points.jp/