意外な用途のある『たも』
家具工房GAKUでよく使う木に『タモ』という木があります。一般には馴染みの薄い木ですが、市販の家具や会談の手すりや窓枠などの内装などに使われています。興味をもって色々と調べている方はひょっとしたら、ご存じかもしれませんね。でも意外なところでも・・・。実はこの『タモ』強度や粘りがあるため、野球のバットや
ポロのスティックなどスポーツ用品の材料としても使われています。
この『タモ』で家具を作ると、くっきりした木目に加えて、みなさんが想像するであろう木の色に近い
薄茶系の仕上がりとなるため、人気があります。多くのお客さま宅は、洋室もあれば和室もあります。
濃い茶系の家具、逆に真っ白な家具は、それだけが浮いてしまうこともあります。でも『タモ』で作った
家具なら、色合いは濃すぎず薄すぎず、洋室にも和室にも合います。
ミネラルウォーターとは
すべての人が住みよい社会を目指して
ゴールデンウィークに公開が予定されているハリウッド映画『バベル』をご存じでしょうか? 女優・菊池凜子さんがアカデミー賞にノミネートされたことで話題になった作品です。
菊池さんは耳の聞こえない高校生を演じており、耳の聞こえない日本人エキストラも多数出演しています。にも関わらず、試写の段階では日本のシーンには字幕が付いておらず、耳の聞こえない人が楽しめない映画になってしまっていました。
この問題を改善すべく、耳の聞こえない友人が中心となって署名活動を行い、40,000人を越える署名を集めることができ、マスコミでも取り上げられた結果、上映される全てのフィルムの日本シーンに字幕がつくことになりました。
でもこの問題、耳の聞こえない人だけの問題ではありません。私たちも高齢になると、耳が聞こえにくくなり、テレビや映画を楽しめなくなりますよね。そう、実は全ての人がいつか直面する問題なんです。
最近発売されるDVDは字幕を表示させるか否かをメニューで選択できるようになっていますが、すべての映像に字幕がつくよう社会的な認知が広がっていけばと思います。
ゴールデンウィーク、映画『バベル』をぜひ見に行ってください。そして日本のシーンにつけられた字幕を見て、耳が聞こえない状況を想像してみてください。きっとその必要性を実感できると思います。
そんな耳の聞こえない人のため映像に字幕を、目の見えない人のために映像に音声ガイドをつけ、みんな映像を楽しむための活動をしている人たちがいます。下記ホームページを一度ご覧ください。
web-shake 「映像コンテンツに於けるバリアフリー化」
http://web-shake.jp/
日本の名水100選を訪ねてみよう
水の話をもうひとつ。みなさん『名水百選』をご存じでしょうか? これは全国
各地で古くから名水として受け継がれいる湧水や河川の中から、下記の条件
で環境省が選定したものです。
(1)水質・水量、周辺環境(景観)、親水性の観点からみて、保全状況が
良好なこと。
(2)地域住民等による保全活動があること。
(3)規模
(4)故事来歴
(5)希少性、特異性、著名度等
北は北海道から南は沖縄まで、各地に『名水百選』があります。水の大切さを再確認するため、お近くの名水に
足を運んでみてはいかがでしょう。
http://mizu.nies.go.jp/meisui/
最近は、すっかり当たり前のようにコンビニやスーパーでミネラルウォーターを売っていますが、昔は考えられなかったことです。「お金出して水を買うなんて〜」なんてよく言ってたものです。それなのに・・・平成に入ってからでもミネラルウォーターの市場は10倍以上に拡大しているそうです。
そのミネラルウォーター、農林水産省がミネラルウォーター類の品質表示ガイドラインを策定し、4つに分類されています。
(1)「ナチュラルウォーター」
特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿・濾過・加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わない
もの。
(2)「ナチュラルミネラルウォーター」
ナチュラルウォーターのうち、鉱化された地下水(地表から浸透し、地下を移動中または
地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した地下水(天然の二酸化炭素が溶解し、
発泡性を有する地下水を含む)をいう。)を原水としたもの。
(3)「ミネラルウォーター」
ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的等のためにミネラルの
調整、抜気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われて
いるもの。
(4)「ボトルドウォーター」
ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター以外のもの。
みなさん、ご存じでしたか? 市販されている水すべてがミネラル豊富というわけではないんですね。ミネラル補給のために水を飲もうという場合は、表示をよく確認しましょう。
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この冬は変な冬でしたね。2月までずっと暖冬で雪不足。営業できないスキー場があったりしたのに、3月に入ってから寒くなり、東京に観測史上一番遅い初雪が降ったり、営業を終了したスキー場に新雪が積もったり。地球温暖化の影響は単に暖かくなるだけじゃないんですね。
今回のスローライフ通信をお届けする頃には、桜が満開だと思っていたのに、いくつか開花宣言するところが出てきた程度。満開までもう少し、時間がかかりそうです。季節の変わり目、暖かくなったり、寒くなったり、体調を崩しやすい時期でもあるので、みなさん気をつけてください。
”木のある暮らしスローライフ通信 2007春”号も、みなさまの暮らしを応援するスローな情報をお届けします。