篠山市人権のつどい

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篠山市人権のつどいに参加してきました。
NHK Eテレで放送されている「みんなのためのバリアフリーバラエティ『バリバラ』」に出演されている玉置幸則さんの講演。
西宮市社会福祉協議会の相談支援事業課 相談総務係に務める係長さんだったんですね。
プロフィールを拝見すると、西宮市にとどまらず、兵庫県、厚生労働省や内閣府でも様々な委員や理事を務めていらっしゃいます。

講演の冒頭、「私の話全てを覚えて帰るのは無理。気になったこと一つでも覚えて帰って、いろんな人に伝えて下さい。」とおっしゃったので、ちょっと長くなりますが書いてみます。

最近、特別支援学校の新設が増えていて、ある県では4校も新設される。
昔に比べて、視覚障害の子供が、聴覚障害の子供が、肢体障害の子供が増えたのでしょうか?
そんなことはありません。
発達障害と診断される子どもが増えたのです。
では、発達障害の子どもは昔少なかったのでしょうか?
そんなことはありません。
昔も、今とほぼ変わらない割合でいたけど、一般の小学校・中学校で何とかやってきたんです。
日本も批准している障害者権利条約では、「障害のある人が成人教育や生涯学習も含めて、インクルージョン教育制度の下に良質な教育を受けられる公平な機会を与えられること。個人に必要とされる合理的配慮が提供されること。さらに障害のある人も教員に採用し、点字や手話の学習やそれらの利用できる機会を確保する。(第24条 Wikipediaの要約より)」とされています。
インクルージョン教育とは、インクルーシブ教育とも言われ、障害者も一般の学校で学ぶ教育のこと。
にもかかわらず、特別支援学校の新設が相次いでいるのは、教職員が専門外と敬遠し、保護者も「いじめられるかも」と思うことからきてる現状だと思う。
全ての差別は偏見と思い込みからきます。
特別支援学校に囲い込めば、差別解消の機会がますます失われます。
一般校に通う子どもたちが、車いすに乗ったり、アイマスクをして白杖を使って歩くなど、障害者を理解しようと1回や2回体験し、「障害者の大変さがよくわかりました。」と感想を書く。
いや、それは違うでしょ!
そんなことではわからない!!
「体験して大変さが少しわかったけど、全てはわからなかった。」のはず。
先日、10才になる息子が「お父さんって障害者?」って聞いてきて、食べてたご飯を吹き出しそうになりました(笑)
「なんで?」と尋ねると、障害者に関する授業を受けてきたらしく、「目が見えず白杖使ってる人、車いすに乗ってる人などが障害者」と習ってきたらしい。
「今さら?」と思ったけど、息子にとって父親が障害者と区分けされることはどうでもいいことなのでしょう。

子どもの権利条約に日本が批准したのは1994年、もう20年以上も前のことです。
子どものイジメ・虐待・自殺はなくなりましたか?
むしろ増えてるんじゃないでしょうか?
それは、大人がおかしいことをおかしいと訴えてないからだと考えています。
障害者と壁を作らず、教育・就労・住まいなど、誰もが自立できる社会を作ることが大切です。
昨年、障害者施設で殺人事件が起き、たくさんの命が奪われました。
どうして、障害のある人だけが、1つの場所に集団で暮らさなければならないのでしょう?
もし、1人1人の暮らしがそれぞれの地域にあることが当たり前であれば、あのような事件は起こらなかったかもしれません。
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先日、特別支援学校で教室不足が深刻という新聞記事を目にしました。
https://goo.gl/lpXE1j
文科省は「特別支援教育への理解が深まった」と言ってるそうだが、講演を聞いて「やっぱりこれは差別の結果なんだ」と再確認できました。
玉木さんのおっしゃる通り、1回や2回講演を聞いたからと言って、理解できるわけではないと思います。
でも、1つずつ知っていくこと、経験していくことでしか道は開けず、ゴールに近づけないのも確かですよね。

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