Archive for 東日本大震災

嬉しい便り

嬉しい便り 嬉しい便り 嬉しい便り
2017夏の笑顔つながるささやまステイが終わって2週間。
参加してくれた子どもたちから嬉しい便りが届きました。
いやぁ~ホンマ嬉しい!

ぐるぐるマルシェ

ぐるぐるマルシェ ぐるぐるマルシェ
丹波市で行われたぐるぐるマルシェに出展してきました。
と言っても、本業の木工ではなく、笑顔つながるささやまステイの紹介と支援の呼びかけです。
なかなか関心を持っていただくことは難しい状況でしたが、小さなことの積み重ねが支援の輪を広げることにつながると思っています。
関西にも原子力発電所があり、万が一事故が起きればどんなことになるのか、どうやって子どもたちを守るのか、知ってもらいたいことがたくさんあります。

原発賠償ひょうご訴訟

原発賠償ひょうご訴訟 原発賠償ひょうご訴訟 原発賠償ひょうご訴訟
原発賠償ひょうご訴訟の傍聴へ行ってきました。
福島第1原発事故により兵庫県に避難されたみなさんが、避難の権利を認めてほしいと訴えている裁判です。
まずは神戸駅前で街宣活動。
「神戸駅を利用されるみなさんに少しでも知ってもらいたい」
そんな思いで、原告の方・弁護士・支援者が拡声器で訴えつつ、チラシを配りました。
開廷前には、横断幕を掲げた原告団が地裁に入場するのを見守りました。
裁判自体は、原告個別の本人尋問がまだ始まってないこともあり、今回も15分ほどで閉廷。
その後、場所を変えて報告集会が行われました。
夏休み期間中ということもあって、お子さんの原告の姿もチラホラ。
そんな中、あるお子さんがあいさつされました。
ーーー
先日、福島のおじいちゃん・おばあちゃんの家に帰ってきました。
おじいちゃんは家庭菜園で野菜や果物を作っています。
おじいちゃんが育てたブルーベリーを「食べるか?」と勧められましたが、私は食べませんでした。
母から放射能のことを聞いていて、「食べない方がいい」と思ったからです。
でも、「おじいちゃんに悪いなぁ~」という気持ちになりました。
友達とも会いました。
でも誰も放射能の話はしません。
最近、若者向けのお店がたくさんできていて、友達は喜んでいましたが、私は素直に喜べませんでした。
「進学の時には戻ってくるんでしょ?」って聞かれましたが、私はまだ戻りません。
友達とうわべだけの関係になってしまったことが残念です。
ーーー
原発事故がなければ、そのまま福島に住み、おじいちゃんが育てた野菜や果物を家族揃っておいしく食べていたでしょう。
友達とも、一緒に部活を楽しんだり、恋愛話をしていたに違いありません。
子どもたちのそんな時間を奪うことは決してあってはならないと思います。
一方で、様々な事情から住み続ける、あるいは一旦避難したが福島に戻るという選択をした方たちもいます。
どういう選択をしたかに関わらず、正しい情報が提供され、必要な支援がなされることを切に願います。

『福島へ梅干しを送ろう!』プロジェクト from たんば

『福島へ梅干しを送ろう!』プロジェクト from たんば
今年も参加しています『福島へ梅干しを送ろう!』プロジェクト from たんばささやま。
ようやく干せました!!
http://umefuku.exblog.jp

スタッフ・ボランティアへの説明会&研修

スタッフ・ボランティアへの説明会&研修 スタッフ・ボランティアへの説明会&研修 スタッフ・ボランティアへの説明会&研修
昨日に引き続き、スタッフ・ボランティアへの説明会&研修。
その前に、今回初めて手伝ってくれる大学生を連れて現地を下見しました。
見守らなければならない子どもたちのいない下見では、みんな童心に返って沢ガニを追いかける、追いかける。
その後、他のボランティアさんと合流して説明会&研修へ。
保養が必要とされる背景に始まり、ささやまステイの目的や大切にしていることなどをみんなで共有。
看護師さんからは、熱中症や食中毒をはじめとして気をつけなければならないことをたくさん教わりました。
また、訓練用の人形とAEDを使った心肺蘇生や気道異物除去の方法を体験。
子どもや乳児の人形も使い、大人との対処の違いについても学ぶことができました。

スタッフ・ボランティアへの説明会&研修

スタッフ・ボランティアへの説明会&研修
今日は笑顔つながるささやまステイのスタッフ・ボランティアへの説明会&研修。
ステイが必要とされる状況の説明に始まり、ステイのスケジュールや具体的な活動内容、そして子どもたちを見守る際に気をつけることを確認しました。
後半は、子どもの安全と健康について、看護士さんからお話しを伺い、最後はAEDを使った心肺蘇生を体験。
熱中症と食中毒に関して、特に様々な配慮が大切だと教えていただきました。
明日はメンバーを変え、同じ研修を行います。

ささやまステイ下見

ささやまステイ下見 ささやまステイ下見 ささやまステイ下見
ささやまステイ下見 ささやまステイ下見
笑顔つながるささやまステイの現地下見に行ってきました。
特に何か変わったわけではなく、部屋の設備などが増えたり減ったりしてないか、川へのルートに雑草が生い茂ってないかなどを確認。
設備は昨夏と同様で、雑草の茂り具合も昨夏と同様。
ステイまでに草刈りする必要がありそうです。

小さき声のカノン上映会

小さき声のカノン上映会 小さき声のカノン上映会 小さき声のカノン上映会
東日本大震災の福島第1原発事故による放射能から子どもたちを守ろうと奮闘するお母さんたちを取り上げたドキュメント映画『小さき声のカノン』
それなりに広報もがんばったつもりだったし、午前・午後・夜と3回上映したにも関わらず、関心は低かった。
原発事故に備え、安定ヨウ素剤の各戸配布を決め、市民の30%にあたる12,000人の市民が受領に来た篠山市なのに・・・。
不安に感じている人少ないんだろうか、事故が起こるとどういうことになるか、いま福島をはじめとする影響ある地域に暮らしている人たちがどんな暮らしを送っているのか、知ろうと思わないんだろうか。
こういう機会に学ばないと、結局知らずに終わってしまう。
それは遠い東北のことかもしれないけど、いま何か行動しなければ、もし関西で起きたときに何もできないということ。
小さき声のカノンに限らず、ドキュメント映画の多くは決して楽しい映画じゃないけど、もう少し関心を持ってもらえたらなと思った1日でした。

泉田元新潟県知事の講演

泉田元新潟県知事の講演
泉田裕彦、元新潟県知事の講演を聴いてきた。
泉田さんは知事時代「福島第1原発事故の検証なしに刈羽崎柏原発再稼働の議論はできない」と主張してこられた方。
一度じっくりとお話しを伺ってみたかった方です。
昨年、出馬すれば4期目当選確実の知事選で立候補を撤回した理由を次のように語られた。
「国に対して様々な質問をしてきたが、未だに回答がないものがある。そういうことをマスコミに訴えても、なぜか報道されない。知事であり続けると、県民・国民にそのことを伝えることができない。それでは原発事故からみなさんを守ることができない。」
そう、泉田さんが知事を辞めていなければ、今回の講演もなかった。
1時間半の講演+1時間の質疑応答すべてを紹介するのは難しいけど、できるだけまとめてみます。

泉田さんが知事に就任する11時間前、中越地震が発生。
その時は、阪神淡路大震災を経験した兵庫県から派遣された職員が知事室の隣室に陣取り、知事をサポートしたそうで、講演は感謝とお礼からスタートしました。
新潟県は多くの地震や水害を経験しているが、面積がとても広く、どの災害も被災した市町村にしてみれば初めての被災であって、対応ノウハウを持ち合わせていない。
多くの災害を最も経験しているのは国であり、本来は国にノウハウがたまるはず。
しかし、人事異動があったり、時には政権交代があったりで、国にノウハウはたまらない。
一番ノウハウがたまりやすいのは都道府県ということになるが、防災担当を長期間異動しないという工夫も必要。
そうしたことで、その後の中越沖地震などの災害に対応できている。

そして話は、福島第1原発事故について、事故で明らかになった課題をいくつか紹介された。
【事故後の規制の不整合】
原子力発電所では、放射線管理区域で発生した100ベクレル/kg以上の廃棄物はドラム缶に入れて処分すると決まっているが、事故により発生した汚染物は8,000ベクレル/kg以下であれば通常の廃棄物として処分可能。
年間約5ミリシーベルトを超える恐れのある区域は放射線管理区域とされ、18才未満の就労、飲食や寝ることが禁止されているが、年間20ミリシーベルト以下で避難指示が解除され、そこでは子どもたちや妊婦も暮らしていいことになっている。
食品安全基準、例えば飲料水について、日本では10ベクレル/kg(放射性セシウム)となっているが、ウクライナでは2ベクレル/kg(セシウム137)・2ベクレル/kg(ストロンチウム90)となっている。
これらの規制について整合を図る必要があり、知事会として国に質問しているが、一度も回答してくれない。
【高線量下での作業】
事故により放射線量が上昇したため、発電所外での支援活動にも影響が出た。
現在の法制度では、放射線量が上昇したときに、誰が避難者の救援や物資の輸送を行うか決まってない。
福島第1原発事故が起きた際、輸送業者が高線量地域の手前までしか物資を運ばなかったことを覚えている人もいるでしょう。
【避難誘導】
原発30km圏内の避難誘導は各自治体に任されており、新潟県は44万人が対象となる。
国は「原発から5km圏内は、放射性物質が放出される前に避難。5~30km圏内はまず屋内退避、500マイクロシーベルトこ超えたら避難する。」と言っている。
でも、想像して下さい。
4.9kmに住む人が避難するのに、5kmに住む人が屋内退避しますか?
30.1kmに住む人が避難する姿を見て、30kmの人が屋内退避しますか?
屋内退避するよう言われても、地震で窓ガラスが割れてるかもしれない。
全く実効性がないんです。
それならと、バスで救援に行ってもらうとしても、線量が高いため、運転手1人は1回しか行けない。
44万人を40人乗りのバスで救援するには、11,000台のバスと11,000人の運転手が必要となる。
自衛隊に依頼してみたが、断られた。
車いすや寝たきりなど要援護者のためには、1人しか乗せられない福祉車両が要援護者の人数分必要となる。
いかに現実的でないか、わかっていただけると思う。
さらに、原発単体の事故より、地震や津波による事故の可能性が高いと考えると、救援のための道路も壊れている可能性があり、線量が高い地域に工事業者に行ってもらう必要がある。
自治体職員や放射線知識のある保健所職員を派遣する必要も出てくる。
バス会社や工事業者の社長、自治体の長は、何の補償もない中、社員・職員の派遣判断を迫られることになる。
アメリカでは、どの組織・どの業者の誰が行くか、そして何かあった時には本人や家族へ補償されることががキチンと決まっている。
バスの運転手に「原発事故が起きた時、救援に行ってくれますか?」とアンケートした結果、約30%の方が「行ってもいい」と回答してくれた。
ただし、アメリカのように「何かあった時には家族含めて補償する」という条件であればとの回答だった。
補償制度を用意しておく必要がある。
【福島からの避難者受け入れ】
新潟県は、度重なる災害で全国各地から支援していただいた経験から、『新潟グリーンツーリズム』と称して、被災の経験や復旧復興のノウハウを発信している。
その仕組みの中で、他県に何かあった際には、支援や避難者の受入を行うこととしている。
福島第1原発事故が起きた時も、多くの避難者を受け入れた。
何とか新潟県までたどり着いてもらえば、ガソリンを提供し、避難先の決まってないみなさんには居場所も提供した。
その際、除染を行うスクリニーングポイントを設置し、希望者には人と車の除染を行った。
「強制的に除染を行うことは差別につながる」と考え、希望者のみとしたが、みんな自分の身が心配なので、実際にはほとんどの人が受けた。
強制する必要なんてないんです。
スクリニーングポイントの設置は簡単ではない。
除染したあとの汚染水を保管しなければならないという問題があるから。
8,000ベクレル/kgを超えた所もあり、現在も厳重に管理している。
【メルトダウンの公表】
事故発生の翌日にはメルトダウン(炉心溶融)が起きており、東電テレビ会議のやりとりから3/14には認識していたにもかかわらず、3/18に「燃料の被覆管は溶けているが、燃料は溶けていない。」と私に説明した。
そして、公表されたのは2ヶ月後の5/24。
事故発生の際、適切な情報発信や住民避難の仕組みを整備する必要がある。
東京電力は、現在も政府事故調査委員会の調書公開に応じていません。
また、避難者が行っている損害賠償訴訟において、事故前の2008年に行った津波試算文書の提出を拒否している。
【規制基準】
IAEA(国際原子力機構)は、原発事故防止と事故の影響緩和のため、次の5つの層を備えるよう提唱している。
第1層は、原発の異常・故障防止のため、設計及び建設・運転における高い品質。
第2層は、故障を検知するため、検査・点検・保守。
第3層は、設計基準内の事故への対策のため、事故時の操作手順。
第4層は、事故の進展防止及び過酷事故対策のため、ハード・ソフト両面を含めたアクシデントマネージメント。
第5層は、過酷事故後の対応のため、発電所外の緊急時対応。
日本の原子力規制委員会の規制基準は発電所設備に対する基準が中心であり、第1~3層は満たしているが、過酷事故が起きたあとの所外での対応である第5層は含んでおらず、第4層への対応も極めて限定的。
つまり、決して世界最高水準の基準ではない。
原発問題を議論する時、再稼働賛成・反対の議論をしてしまうと、自分たちに最も関係のある過酷事故後の影響に関する部分がすっ飛んでしまう。
原発は再稼働されなくても、そこに放射性物質があることにかわりなく、事故が起きれば、放射能汚染が広がり、避難を余儀なくされる。
再稼働賛成・反対の議論より、まずは自分たちに最も関係のあるところが置き去りにされていることを伝え、議論し、変えていくことが大切。
【その他1】
原発の燃料はウラン。
ウランには、ウラン235とウラン238があり、原発の燃料として使えるのはウラン235のみで、その埋蔵量は石油より少ない。
残りが2割くらいになると、その価格は青天井になると言われている。
【その他2】
原子力安全協定は、その法的拘束力について裁判になったことがない。
しかし、公害防止協定は、法的拘束力があると最高裁で判決が出ている。
そのことも覚えておいてほしい。

原発賠償ひょうご訴訟

原発賠償ひょうご訴訟 原発賠償ひょうご訴訟
原発賠償ひょうご訴訟の傍聴へ行ってきました。
昼前まで雨模様だったこともあって、傍聴する人はいつもより少し少なかったように思います。
この4月に裁判長を除く2人の裁判官が異動で交代したため、新たに赴任された裁判官に原告の方の想いを知ってもらおうと、今回は原告の方による意見陳述がありました。

その方がお住まいだったのは、強制避難となった原発から20km圏内ではなく、そこからたった200mのところ。
3月11日の地震後、ラジオも聞いていなかったので、原発事故が起きたことを知ったのは14日か15日になってから。
17日には、市から体育科へ集まるように放送があり、行ってみると、「住民全員に避難命令が出た。翌18日朝に避難用のバスを出す。」との話。
バスにはペットはおろか荷物も積めないと言われ、ペットを置いて逃げられないと考え、自宅にとどまった。自宅にとどまった。
その後、懇意にしている方の申し出を受け、関西へ家族で避難。
荷物は最低限の身の回りの物だけ。
生きがいだったカメラもあきらめ、妻の夢だった自給自足暮らしもあきらめ、仕事も失った。
2人とも喪失感にさいなまれ、心療内科に通うようになった。
20km+200mに住んでいた私たちへの賠償は1年半で打ち切られ、たった200mの違いで大きな差が設けられていることも私たちを苦しめた。
今年3月末、避難者の声を聞かず、国や福島県は避難先である公営住宅の無償供与を打ち切った。
私たちは原発事故によって人生を狂わされたと思っている。言葉に表すのは難しいが、とにかく悔しい。
この訴訟では、国と東電の責任をしっかり認めていただきたい。
裁判長には、被害者救済の視点に立った懸命なご判断を賜りたい。

ひょうご訴訟の原告は34世帯92名。
それぞれのご家族に、それぞれの事情、それぞれの苦悩、それぞれの悔しさがあるでしょう。
被告も裁判所も、きちんとそれぞれに向き合ってもらいたい。
そして、福島をはじめとして放射能の影響がある地域に今もお住まいのみなさんがいることも忘れず、全ての人に必要な正確な情報と適切な支援を。