Archive for 防災・減災

障害者防災リーダー講座

障害者防災リーダー講座 障害者防災リーダー講座
障害者防災リーダー講座を受講してきました。
会場となった堺市にあるビッグアイは国際障害者交流センターで、今までも要援護者の防災に関する講座がたまに開かれていました。
ただ、参加したことはなく、気づいた時には申込〆切が過ぎてしまってばかりでした。
ということで、初受講。
この障害者防災リーダー講座は、東日本大震災や熊本地震の際、被災地障害者センターを立ち上げてきた認定NPO法人ゆめ風基金の主催。
障害者防災リーダー講座そのものは、今回が初の試みで、今後回を重ねてブラッシュアップしていきたいとおっしゃっていました。
会場に入ってまず驚いたのは、参加者に占める障害者の割合の高さ。
80名前後の参加者のうち、20名程度は障害を持った当事者の方。
少なくとも、四肢障害、知的障害、視覚障害の方がいらっしゃいました。
防災や災害時の対応について考える時、健常者だけで議論してしまうことが多いと思いますが、当然のことながら障害者も等しく被災しますよね。
いや、障害のある分、より不自由さを感じると思われます。
そんなみなさんのことは、当事者の方と一緒になって考えていかないと、うまくいくはずがありません。
実際に被災地障害者センターに寄せられた被災者からの依頼や要望についても具体的にお話しいただき、与えられた資金・人員・時間でどのように対処していくのか、とても難しいと感じました。

昨年4月、障害者差別解消法が施行され、過度な負担が生じない限り、合理的配慮がなされることとされました。
例えば、障害のある方が避難所に来られると、健常者に比べてより多くの配慮が必要となります。
これは、障害者を優遇しているのではなく、健常者と同じ情報が得られたり、快適な生活が送れるよう、同じスタートラインに立つための合理的配慮なのです。
そこを間違って、えこひいき等と捉えてはいけません。
自治体では、福祉避難所を設けていますが、講師の話によれば、その大半は開設されずに終わるのだそう。
1次避難所となる小学校などで、合理的配慮がなされ、誰もが快適に過ごせるようにすることが大切のこと。
そのためにも、当事者のみなさんと一緒に考える時間が持てたことは、とても良かったと思います。

イザ!カエルキャンプ!

イザ!カエルキャンプ! イザ!カエルキャンプ! イザ!カエルキャンプ!
神戸にあるみなとのもり公園で行われたイザ!カエルキャンプ!にサポートスタッフとして参加してきました。
2週間前にイザ!カエルキャラバン!合同説明会に参加。
かえっこバザールというおもちゃの交換会を併設することで、子どもたちのを集めていることを知りましたが、今日はその実践です。
担当はロープワークのブース。
来られたお子さんや保護者のみなさんに、本結びと巻つる結びを教えて、ゲームにチャレンジしてもらいます。
まずは2つの結び方をマスターできれば、かえっこバザールで使えるポイントをプレゼント。
子どもたちは、ポイントを使って、ほしいおもちゃと交換します。
さらに、覚えたロープワークを使ってゲームにチャレンジ。
本結びで2本のロープをつなげ、一方の端をバケツの持ち手に巻つる結びして、40秒以内にバケツを引っ張り上げることができればクリア。
クリア記念の缶バッチをプレゼントします。
いくつかのブースでは、それぞれに缶バッチが用意されていて、子どもたちの収集心をくすぐります。

お手伝いだけでなく、子どもたちが楽しく防災・減災を身につけるため、どんな工夫がされているか、いろんなブースを見て回りたかったんですが、次から次への子どもたちがやってきて、その余裕はありませんでした。
それでも「楽しくないと人は集まらない」を体感できたことは、次につながるヒントをもらった気がします。
主催者のみなさん、サポートスタッフのみなさん、お疲れさまでした。

兵庫県広域防災センター

兵庫県広域防災センター 兵庫県広域防災センター
兵庫県広域防災センターへ行ってきました。
Eディフェンスなどの実験施設もある兵庫県の防災拠点であり、大災害時には自衛隊などの活動拠点となる施設です。
平時には、予約して様々な体験をすることができます。
今回は、起震車による地震体験、水蒸気の充満した真っ暗な部屋で避難する煙体験、消火栓を使った放水体験をしてきました。
一度経験しておく=学んでおくことは大切だなと再確認しました。
みなさんも学びに行ってみませんか?
https://www.fire-ac-hyogo.jp/

防犯防災総合展

防犯防災総合展 防犯防災総合展
防犯防災総合展へ行ってきました。
あまり時間がなかったんですが、会場をグルッと一周。
目新しい防災グッズや非常食もあり、改めて災害に備えることの大切さを感じる機会に。
あとは、これをどうやって多くの人に伝えていくか・・・。
それが今後の課題です。

ザ・ビッグ総力祭の出展

ザ・ビッグ総力祭の出展 ザ・ビッグ総力祭の出展 ザ・ビッグ総力祭の出展
ザ・ビッグ総力祭の出展2日間、無事終わりました。
最終日でもある2日目は、なぜか子どもたちに大人気!
それにつられる形でお父さん・お母さんも救命の説明を聞いてくださいました。
毎月定例でやってる時は足を止めていただくのが難しいんですが、今日は本当にたくさんの方に体験していただきました。
ありがとうございました。
みんなで減災し隊!を活動を紹介するパネル展示も真剣に見てくださる方もいらして、次回の案内チラシもたくさん配ることができました。
次回は6/28(水)10~12時「もし旅先や出かけ先で災害にあったら」です。
1人でも多くの方に参加していただけますように。

イザ!カエルキャラバン!合同研修会

イザ!カエルキャラバン!合同研修会 イザ!カエルキャラバン!合同研修会 イザ!カエルキャラバン!合同研修会
イザ!カエルキャラバン!合同研修会に参加しました。
イザ!カエルキャラバン!は、子どもとファミリー向けの防災訓練で、それぞれのプログラムも楽しめるように工夫されている。
しかし最大の特徴は、子どもたちが自ら一所懸命やりたい気持ちになる仕組みを取り入れていること。
「防災・減災のことを伝えたい」ではなく、「子どもたちがどうやったらやる気になるか、どうしたら楽しんでくれるかを先ず考え、結果として防災・減災の体験ができたり、知識が身につく。」という手法。
子どもだけでなく、大人だって防災・減災に関心をもってもらったり、実際に備えてもらうことは難しい。
ついつい「伝えたい」「知ってほしい」という気持ちが先に立ってしまい、関心の高い人にしか伝わらないことも多いと思う。
関心のあまりない人にも伝えるためには、その人がやりたいと思えるような仕組みが必要なんだなと再確認しました。
これ、もちろん防災・減災のことだけじゃないですよね。
自分の思いより、相手が「知りたい」「やりたい」と思う仕組みづくり。
これから気をつけたいと思います。

災害時の連携を考える全国フォーラム2日目

災害時の連携を考える全国フォーラム2日目 災害時の連携を考える全国フォーラム2日目 災害時の連携を考える全国フォーラム2日目
災害時の連携を考える全国フォーラム2日目。
パネルディスカッション「熊本地震から考える支援のコーディネーション」
ここで言う「コーディネーション」とは、支援の漏れや不足をなくすために、国・都道府県・市町村といった行政とNPOやNGOなどの支援団体が連携して調整して対応すること。
熊本地震の際は、支援に入ったNPOやNGOが連携・協働するために、早くから「火の国会議」が毎日19時から2~3時間開かれ、内閣府・熊本県も参加して調整を図っていたそうです。
大きな災害が起きると、「行政がなんとかしてくれる」と思ってしまいがちですが、実際にはいわゆる災害ボランティアとは異なる様々な支援団体が現地入りして活動してるのです。

それでも解決できなかった問題が、いくつもあるそうで・・・。
熊本地震の大きな特徴として、震度7の地震が2度発生し、その後も大きな余震が続いたこと。
家屋が倒壊してしまった方をはじめ、倒壊への不安から車中泊された方が多かったですよね。
避難所での車中泊だけでなく、自宅やちょっとした公園などでの車中泊、あるいはビニールハウスで寝泊まりする方もたくさんいました。
避難所で車中泊された方も、昼間は仕事に行き、夜帰ってきて車中泊される方が多く、目が行き届かない。
自宅などで車中泊されている方はもっと見えにくい。
そもそも車中泊なんて防災計画に盛り込まれてなかったそうです。

避難所でもいろんな問題が。
朝4時に届く朝食と昼食を、いったい誰が受け取るのか。
一般ボランティアの活動時間は9~16時なので、できることが昼食の配布などに限られてしまう。
マスコミ車両がいっぱいで、避難者の車が入ることができない。
他府県から自治体職員が派遣されてくるが、1週間交代で引き継ぎ日が1日しかないため、ほぼ1からやり直し。そんな中、長期で避難所運営に入ってくれた支援団体には感謝しかないとおっしゃっていました。

IT分析をする団体からの報告では、SNSで発信されたり、ネット検索された言葉からも地震の特徴がわかるそうです。
熊本地震では「車中泊は安全か」「家の2階は安全か」という検索が多かったのが、他の地震とは異なる。
車中泊を検索→エコノミークラス症候群を検索→着圧ソックスを検索、という傾向もわかる。
IT、SNS、新聞などのメディアから得られる情報を、次の施策に活かすことができれば、災害支援の充実にもつながりますね。

たくさんの支援団体が、それぞれの得意分野で被災者・被災地を支えることで、支援の漏れや不足をなくし、復旧・復興を早めることにつながるんですね。

#JVOADフォーラム

災害時の連携を考える全国フォーラム

災害時の連携を考える全国フォーラム JVOAD全国フォーラム 災害時の連携を考える全国フォーラム
今日明日と、災害時の連携を考える全国フォーラムに参加するため、東京に来ています。
主催は、JVOAD(Japan Voluntary Organizations Active in Disaster)。
JVOADは、災害時においても、すべての人が多様性を認め合って支えあい、尊厳のある生活が守られる社会をめざしています。
http;//jvoad.jp/

初日の今日、まずは「阪神・淡路大震災から今日までの災害対応の変遷を振り返る」と題したパネルディスカッション。
行政・企業・支援団体・中間支援団体・法律家など、それぞれの立場でこれまでどのような支援活動を行ってきたかを話されました。
災害時に連携・協働することの大切さだけでなく、平時に都道府県単位など地域で「1人1人が災害に備える」「地域のことは地域で解決する」といった防災・減災への取り組みの大切さも話題になっていました。

その後は5つの分科会に分かれることになり、私は「避難所・避難生活における支援」に参加。
北関東・東北豪雨での常総市、熊本地震での熊本市で避難所運営にあたった支援団体から実際の様子が報告されたあと、グループ毎のワークショップ。
私のグループのお題は「60代の高齢女性が床に直に寝ている。両手がリウマチで立ち上がるのに時間がかかってしまい、トイレに間に合わず、失禁してしまうことが度々あり、とても恥ずかしい思いをしている。」というもの。
それに対して、まずは自分ができること、自分はできないけど必要だと思う支援を洗い出します。
そしてグループでシェア。
グループは、社協・内閣府・精神保健福祉士・自主防災組織・災害支援団体と立場の違うメンバーで構成されていたため、それぞれの立場でできることが違い、いろんな意見が出されました。
やっぱり連携は大切です。
実際の避難所生活で、避難所を運営していくのは行政ではなく、避難している人たち。
こうやって課題解決にあたる運営チームを立ち上げることも大切ですね。
このワークショップ、いろんなお題をいろんな人とやってみると、気づきや学びにつながると感じました。
機会を作って、やってみたいと思います。

そして夜は大交流会!
全ての方と話す時間はもちろんありませんでしたが、それでも多くの方と話し、名刺交換させていただきました。
「こういう立場から支援している人もいるんだ」と気づかされ、つながりが広がりました。

高齢者大学打合せ

高齢者大学打合せ 高齢者大学打合せ
昨年5月から始めた防災・減災を学ぶ「みんなで減災し隊!」
今回、市の行う高齢者大学、10月の1コマを担当させていただくことになりました。
この回は、受講生のみなさんが小学校を訪問し、小学生と交流しながら授業を受ける1コマ。
そこで、まずは小学校の先生方と打合せすることになり、行ってきました。
どんな内容にするかはまだこれからですが、子どもたちが高齢者のみなさんをはじめとする要援護者を助けることにつながる内容を考えたいと思います。

国難災害 ニッポン 2000年の「宿命」

国難災害 ニッポン 2000年の「宿命」 国難災害 ニッポン 2000年の「宿命」
ABCテレビで放送されたローカル番組『国難災害 ニッポン 2000年の「宿命」』を見た。
大災害が国難へとつながるという内容。
知っておかないといけない、これから考えていかないといけない内容だっなので、少し書いてみます。

阪神淡路大震災では1年後に94.5%が解体されたが、熊本地震では59.0%しか解体が進んでいない。
全壊や大規模半壊だけでなく、半壊判定で解体する場合の費用も新たに公費負担となった。
半壊戸数は、全壊や大規模半壊を合わせた戸数の2倍以上。
解体戸数が増えたことで、解体のスピードが遅く、それにつれて再建も遅れている。
また、半壊で解体した世帯も仮設住宅へ入居することも認められた。
「被災者を1人でも多く、早くなんとかしたい。」
そんな思いから行われた半壊世帯への対応ではあるものの、これは前例となり、今後起きるであろう災害への対応にも適用されていくことになるだろう。
そうすれば、復興事業費は膨らむ一方となる。

阪神淡路大震災も、東日本大震災も復興事業費は被害額を大きく上回る。
それは、被災者だけでなく国民の「被災地を復興させたい」という声に応えたもの。
しかし、被災地にお金がたくさん集まるということは、それ以外の地域にまわるお金が減ることを意味する。
ある大学の調査によると、東日本大震災のあと、被災地のみが黒字で、他地域は赤字。
そして1年目より2年目の方が差が広がっている。
関東大震災の際、都心部の復興はかなりうまくいったのだそう。
それに対して、農村部の復興は置き去りにされ、疲弊と困窮を極めた農民は農業研修や軍事的な訓練を受け、満州へ移民として送られた。
そのことも戦争の一因になったらしい。
災害をきっかけに国難へとつながった一例として紹介されていました。

江戸時代に発生した寛保の大洪水の際、私財をはたいて村人を救った名主の奥貫友山が子孫に向けて「災害救助のこぼれ話」を残している。
「貪欲な民は実際の蓄えがあっても、ないかのように装って餓死しそうだと訴える。半の役人には確かめる手段がなく、一律の基準で救済すると人数が多くなり、米が足りなくなってしまう。そこで、村ごとに大きな百姓家を炊き出しの場所にして正直者を選んで粥を支給させる。そうすれば、貪欲な者もさすがに恥ずかしいので手持ちの食料を食べる。遠回りだが、古いやり方が優れているものである。」
一律の支援では、本当に必要な人に支援が行き渡らない。
江戸時代から、個々の経済的事情を考慮した支援が大切だということは言われてたんですね。
もちろん被災者への支援は必要。
限られた資金の中で本当に支援が必要な人へ支援するには・・・。
災害によって受けるダメージは、人や世帯によってバラツキがある。
支援が全くなくても再建できる資金力のある人もいる。
被害状況のみで判定し、一律に支援するのではなく、被災者個々が抱える問題に焦点を当て、適切な支援を行っていくことが大切。
そういう考え方にシフトしていくことが必要となってきている。