災害メモリアルアクションKOBE

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災害メモリアルアクションKOBEへ行ってきました。
この活動は、阪神淡路大震災を直接経験していない若い世代が、災害を経験した人へのインタビュー、アンケート、交流事業を企画・活動するものです。
今日は1年間の活動報告会、高校、高専、大学合わせて7団体から報告がありました。
その中で気になったものをいくつかご紹介。

まずは、関西大学のチームCREDO。
「CREDO」とはラテン語で約束という意味。
チームの取り組みは、災害に立ち向かう『前向きな約束』を宣言してもらうというもの。
宣言しようと考えるだけでも、防災への意識が芽生えるだろうし、まわりの人に認知してもらうことで、本人の中にしっかりと意識づけられる。
吹田市のある地域では、みんなの宣言をカレンダーにしてみたり、京丹波町ではCREDOをきっかけに、ケーブルテレビで防災番組を作ったり。
その活動は、範囲を広げているそうです。

次も同じ関西大学のチームSKH。
「学校などで行われる防災訓練の72%は単発」
これを何とか打ち破りたいと始まった活動、それは小学校の校内放送を利用するというもの。
5・6年生の放送委員と大学生で内容を考え、毎週月曜日の校内放送に防災のコンテンツを取り入れる。
一般的な内容ではなく、学校の立地や地区の条件にアレンジした内容。
より関心を持ってもらおうと、ラジオドラマ仕立てにしたり、YouTuberに扮した委員が防災グッズを紹介する写真を放送に合わせて各教室のモニターに流し、視覚に訴えてみたり。
これ、わざわざ防災のための時間を作る必要も、わざわざ人を集める必要もないから、素晴らしい取り組みだなと思いました。
どこの小学校でもできそうだし。
さらには、子どもたちへのヒアリングで「家では防災のこと話さない」とわかると、月1回「ぼうさいタイムズ」という新聞を発行して、子どもたちに持ち帰ってもらってるそうです。

3つ目に紹介するのは、明石高専のD-PRO135°(明石高専防災団)。
明石高専では、1年生で「防災リテラシー」という科目を受講するらしく、修了すると防災士の受験資格が得られるそうです。
防災士となった学生の有志が「何か活動を始めよう」と設立したのがD-PRO135°。
現3年生チームは、防災まちづくりのサポート活動として、要支援者のお宅に感震ブレーカーを取り付けているそうです。
現4年生は、子どもたちの防災意識を高めようと、防災ゲーム『RESQ』を独自開発して小学校へ広めたり、同世代への関心も高めたいと、これまた独自の避難所運営ゲーム『チャレンジ!』を作って、他の高専で防災授業をやってみたり。
若い世代同士での啓発に取り組んでいます。
『RESQ』は、こちらからダウンロードできます。

災害メモリアルアクションKOBE、後半は公開サロン『伝えたいことが伝わる伝え方とは?』
どちらかと言うと、私はこっちの話が聞きたくて参加しました。
昨年のうちに学生たちが集まり、プレサロンを開催した時に話し合った「伝えたい」「伝わる」「伝え方」をめぐるもやもやについて、意見交換。
それぞれ気になったことを1つずつ。
「伝えたい」のもやもや。
「災害を身近に感じて」とか「身近な危険に備えて」と言っても、いつ起きるかわからない災害は非日常のことで、感じてもらうことが難しい。
「伝わる」のもやもや。
防災に興味のある人が少なすぎるし、伝えても実践してくれないことも多々。
「伝え方」のもやもや。
活動する→感謝される→やって良かった→活動する→・・・。
このルーチン作業になってしまって良いのか。
防災啓発もいつも同じことばかりやっている気がする。

他にもたくさんあったけど、残念ながら限られた時間で議論が深まったというところまではいかず。
ただ、記憶に残る伝え方として2つあるんじゃないかというまとめに。
1つは、いい意味でのマンネリ(繰り返し)で伝え続けること。
もう1つは、CREDOの参加者自身が前向きな宣言をしたり、SKHで小学生がYouTuberに扮して伝えるなど、角度を変えた新しい方法で伝えること。
防災を伝える側と受け取る側ではなく、『一緒に伝えていく』ことでより記憶に残ったり、意識が高まったりするんじゃないかということでした。
これからの活動、私もそのことを頭に入れておこうと思います。

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