クロスロード

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【「人間の価値は、その人が得たものではなく、与えたもので測られなければならない。」非常時の振る舞いにこそ、人間性が表れる。】
東日本大震災直後の河北新報号外に掲載された、アインシュタインの言葉を紹介するコラムの一部。

先週に引き続き、防災ゲーム『クロスロード』の講習会。
主催は丹波地区の社会福祉士会ですが、社会福祉士でなくても参加できるということで参加させていただきました。
施設、病院、行政と立場は違えど、参加者のみなさんは日常的に要援護者にかかわる仕事をされている方々がほとんど。
『みんなで減災し隊!』で防災・減災を学ぶにしても、『笑顔つながるささやまステイ』で子どもたちと関わるにしても、必要な知識や情報を持っているみなさんです。
そんなみなさんとのつながりを広げるために、講習会そして交流会にも参加しました。

ゲームの課題の1つに「大地震から24時間、自宅は半壊。障害者を抱えて避難所へ行くか、それとも自宅にとどまるか。」というものがありました。
「やっぱり命は最優先」と避難するを選択した参加者もいれば、「他の人に迷惑をかける」また「自分たちが嫌な思いをする」といった理由で、自宅にとどまることを選択した参加者もいました。

その課題にあとに講師が紹介してくれた実例。
東日本大震災で避難所支援に行った際、障害者を抱える家族が避難所にいたそうです。
聞いてみると、自分たちは家にとどまることを選んだものの、近所の方々が「あそこの家族、避難してきてないぞ!」と気づき、迎えに行ったそうです。
しかも、避難所である学校の保健室をその家族に「ここ使ってください」と勧めたそうです。
言うまでもなく、近所の方々の行動や判断は素晴らしい。
それに加えて、そういう結果が導かれたのは、障害者を抱える家族が普段から近所の方々と関係を築いていたからこそ。
そのことが本当に素晴らしい。

普段から関わりを持ち、お互いのことを理解することが、非常時にも役に立ったり、互いを思いやる行動につながるということなんでしょう。
「やってはいるものの、いざという時に車いすやストレッチャーを押し、利用者さんや患者さんを連れて本当に避難することができるのか。」
交流会の際、避難訓練についてそんな不安を口にされる方もいらっしゃいました。
「普段から一緒に考えて、一緒に訓練することが大切なんだな」と改めて感じました。
冒頭の河北新報号外のコラムは、講師が最後に紹介されたもの。
いつも財布に入れているとのこと。
これからまだまだできること、やることがたくさんありそうです。

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